• May, 2025
連載小説ブログ「昭和56年」
小説「昭和56年」

第八話 さっぽろを散策(1)

五月の連休に入り、俺は街ブラを初めてした。  気候は若干まだ肌寒く、お気に入りのラルフローレンのマドラスチェックのサマー・ジャケットとネイビーのパンツに白シャツを着こんだ。  ラルフローレンを初めて手に取ったのが、確か大学二年の頃だったのを覚えている。当時渋谷でバイトをしていて、街ブラの途中に入った西武百貨店にラルフの店はあった。  トラ系の感じに惹かれ入ったのを覚えている。そして定番のポロマークの入ったポロシャツ。とても上品な感じで思わず買ってしまったのを覚えている。  当時俺らが大学生の頃に流行ったのは、クルーズのロゴ入りトレーナーやフクゾーのポロシャツ。  昭和52年頃はニュートラ路線が全盛期だから、男はチノパンにクルーズのトレーナーにクークスのワラビーが定番ルック。女性陣はミハマのべったんこ靴にフクゾーが多かったな。  おまけに当時は雑誌「JJ」が大流行り。  フェリスとかの有名女子大のお嬢様系大学生とその彼のスナップショットに掲載されるのが、俺ら大学生の自慢だった。そしてハマトラなる造語も産み出していたな。  このサイトに懐かしい写真があるけれど、しみじみ懐かしがって見ちゃいます。  当時トラ族のバイブルだったJJも今や廃刊だとか……。  俺は俺で流行ものは追わない天邪鬼だったから、皆が着だすと妙に冷めちゃう傾向が強いから、ラルフローレンとの出会いは「これだ!」って感じだったのを覚えている。今は定番で誰でも着ているからもう買うことはないけど。  当時はバイトで貯めた現金で西武百貨店の渋谷に通ったのを覚えているなあ。  そして友達に「まだクルーズ着てんのかよ」なんてエラソーに講釈垂れたの覚えているな。

気になる時事ニュース

ストーカー事件と警察

川崎市川崎区の住宅で岡崎彩咲陽(あさひ)さん(20)の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で元交際相手の白井秀征(ひでゆき)が神奈川県警に逮捕された。ストーカー被害が殺人にまで発展するケースは決して少なくないように思える。そしてストーカー被害から殺人事件に発展したケースでは「警察の対応は十分であったのか?」といった声が毎回のように聞かれる。今回に関して言えば、所轄は神奈川県警下の臨港警察署になるが、早い段階から警察としては適切な対応をとってきたとの声明を発表していた。しかしながらテレビメディアなどの報道によると被害者が身を潜めていた住宅のガラスが破られていたことに対して「事件性はない」との報告をおこなっていたり、電話履歴が残っているのに「家族からの連絡はない」などのコメントを出したりと、非常に信頼性に欠ける内容になっている。 2025年5月7日現在、神奈川県警として「適切な対応をとった」という声明に対してことの経緯を説明する会見はおこなわれていないため、多くの苦情が臨港警察署に寄せられている。神奈川県警として「適切な対応」をとっていたのであれば、1日も早く説明会見を開いた方がよいのではないだろうか。 警察の職務怠慢というのもあるのかもしれないが、繰り返し発生するストーカーによる殺人事件を未然に防ぐには、今の法律では限界があるのではという意見を多くあります。大事な家族を失う前に、家族として警察を頼らずに動かないとならないということなのかもしれません。 本件とは異なるが、2025年3月14日選挙活動を行っていたNHKから国民を守る党党首の立花孝志が30代男性にナタで頭部を切り付けられた立花孝志襲撃事件では、犯人はその場にいた一般人によって取り押さえられ、その現場にいた警察官はまるで傍観者のように突っ立っているだけで、取り押さえにも加わらなかった。警察官の資質が問われた事件でもあったが、こういう警察官がいるというのも事実である。 国民が求めているのは、今回のような悲しい事件が起きないような社会であり、それを保つための法律。ぜひ国のお偉い方々はそれを考えてほしい。

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第七回「人は何に支配されるのか」

リハックの宮沢は酷かったなあ。 完全上から目線で、総理もくそも無かったな。 SNSの情報だと、この人のアイデンティティーは東大卒らしい。それ以外は眼中無し。 東大出て、キャリアの人生を送ることに価値観を見出し、それに支配されている。公務員は公僕というのは無いのだろう。 これに似ているのが医者だな。 基本的に医者は小さい頃から優秀と言われ続け、難関の医学部に合格し医師となる。医師となれば周りから「先生!」とちやほやされ続けるから、自然と背中は年と共にそっくり返ってくる。 俺の場合そういった類はパスだから、俺が付き合うドクター連中はみんな人間味が溢れるのばかり。 石の上にも三年が常套句で、昭和世代の社員たちの多くは、定年まで勤めあげることが暗黙の理解で、出世に走る連中が多かった。でも上場企業の社長になっても任期があり、株主というステークホルダーがいるので、所詮チーママなんだよな。 上場企業の役員に昇り詰めても、株式会社上場企業に身も心も支配されている。 出張の移動は常にビジネスクラス。次第に俺は偉いんだと勘違い度が増して来る。けれど役員満了となれば、自腹のエコノミー。この現実を知ることになる。  結局あくせく働き、ちやほやされることの処遇に支配されるんだよな。  俺が付き合い連中は、そこそこに仕事をし、週末は自身の趣味に没頭する。だから何者にも支配されていない。  それでも支配者が居るとしたら、女房くらいか。  政治家もそうなんだろうな。  国民という主人公を忘れ、自身の選挙に通ることを目的としている連中がいかに多いことか。地位に支配されているからみっともないことありゃしない。  ではお前は何に支配されているのか?と聞かれたら、  面白いことをやりたい。これに尽きるな。  閑話休題。  次回はブログ小説に戻ろう。