何がなんでもWALKMAN !

70年代、青春を謳歌するために、若者にとって音楽はなくてはならない存在だった。それまで音楽といえば、大型・小型のコンポやラジカセにて自宅で楽しむ存在であった。日本の邦楽はもとより、MTVやEURO MUSICなど欧米諸国のサウンドが大量に日本に入り込んできた時代でもあった。

そんな中、誕生したのがソニーから発売されたポータブルオーディオプレイヤー「ウォークマン」だ。スピーカーや録音機能などを省き、ヘッドフォンにてステレオミュージックをどこでも楽しむことができるものだった。

今となっては普通であるが、当時、手軽に家の外で音楽を楽しむということは非常に画期的であった。大きなラジカセを肩にしょって、公園や海でガンガン鳴らすというのはあったかもしれないが、好きな音楽を通勤・通学中に電車や自転車に乗りながらヘッドフォン越しに聴くというのが実にオシャレであった。とにかくヘッドフォンをつけていれば、「あっあの人音楽聴いてる!オシャレ!」といった視線を感じることができたのではないだろうか。そしてそのポータブルオーディオプレイヤーはやはり当時流行っていたデイーバック(今でいう軽量のリュック)の中にしのばせるといのがスタンダード。46分(片面23分)の音楽再生が終了すると、デイバックから取り出し、テープを裏返して続きの音楽を再生しなければならないという煩わしさが懐かしい。

そして今のようにモバイルバッテリーなどないため、常に交換用の乾電池はデイバックに入れておかなければならなかった。

さらには日課の中に、ポータブルプレイヤーで音楽を楽しむために、レンタルレコード屋でレコードを借り、自宅でテープに録音し、という習慣が付け加えられたことはいうまでもありません。

しかしながら「ソニーのウォークマンを使用している=オシャレ=モテる」という方程式の前に、そんな苦労もなんのそのといった感じでしたね。

その後、さらなる小型化・軽量化、いちいちテープを裏返さなくてもヘッドが自動的に回転するオートリバース機能やカップルで楽しめるように2つのヘッドフォンジャックを備えるようになったりと、ウォークマンはどんどん進化していきました。

無論、見た目ウォークマンのような偽物のバッタものをはじめ、他のメーカーからも様々なポータブルオーディオプレイヤーが登場してきましたよね。ちなみに僕はAIWAから販売されたカセットボーイを当時購入しました。その理由は、ポータブルでありながら「録音」もできるというのが理由。結構気に入って使っていました。

そして中にはデイバックからヘッドフォンのケーブルを出し一見音楽を聴いているように見えるのだが、実はヘッドフォンジャックはバックに入っているだけという、強者もおりましたよね・笑。そう、みんなモテたかったんですよねー。

僕の場合、モテたとかはさておき、お陰様で多くの洋楽を学び楽しむことができました。ポータブルオーディオプレイヤーがなかったら、邦楽しか聞いてなかったと思います・・・苦笑。

関連記事一覧

  1. No comments yet.